活動の特徴
Uターン相談室活動は、公的なハローワークやインターネットの転職サイト等によるビジネスとしての再就職紹介業とは全く異なり、同窓会有志によるボランティア活動で、次のような特徴があります。
- スタッフは、国内外企業での豊富な実務経験と人的コミュニケーション力を持ち、それぞれの専門性や経験を活かして、再就職希望者と専門領域や希望する業種、職種について十分に話し合い、ご本人の希望に合う地元協力企業様(「Uターン受け入れ企業」)とのマッチングを行います。マッチングとしては、両者の面談設定までを支援しております。
- スタッフは、定期的に地元協力企業様を訪問して企業様の事業戦略・経営ビジョンそして人的ニーズなどをよくお聞きし、個々の企業様の状況を正確に把握しながら、信頼関係を築いています。また、浜松キャンパスの先生方との交流や公的機関との情報交換も適時行っています。
- 同窓会の絆を大切にし、同窓生の役に立ちたいとの篤い想いや地方創生への高い志を持ったスタッフが再就職希望の方の立場に立って就職相談を行う中で状況により「生き生き人生相談」にも応じさせて戴いております。
設立理念
“卒業して浜松を離れた同窓生が事情によりUターンを希望される時、同窓の仲間として温かく迎え、希望者の立場に立って再就職のお世話ができる組織を浜松に根付かせる”
沿革
- 1984年に浜松工業会浜松支部長根木準之助氏が同窓有志とボランティア活動の一環として、「UT(Uターン)相談室」を発足させました。UT相談室は、地元に戻って再就職を希望する同窓生のお世話をする組織です。
- 1997年に高齢化が進む中で、定年後も再就職の場を求める同窓生の要望に対応するために「SE(シニアエンジニア)相談室」を併設しました。
- 2008年のリーマンショック後は、本来のUターン相談の件数は減少し、早期退職者や新卒者が相談に訪れるようになり、SE相談はほとんど無くなりました。
- 2011年に発足時のメンバーの多くの方が勇退され、新体制で出発しました。「SE相談室」を廃止し、Uターン相談に絞って活動に取り組み、対象は情報学部も含む「浜松工業会の会員:
浜松キャンパス同窓生」としました。 - 2017年には、名称を「Uターン相談室」と改称して、活動に取組んでいます。
組織体制
- 静岡大学浜松キャンパスの同窓会組織である浜松工業会の浜松支部に所属しています。
- 室長、副室長、委員(数名)と顧問、アドバイザーの体制で対応しています。
佐鳴湖畔スケッチ (Uターン相談室 滝下光夫)